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ようやく本題、というか・・・
ルルーシュ暴走忌憚の始まりです。
きっかけはすべてネリ姉さまの一言から。
暴走しているルルをお楽しみください。
入学当初から女子制服を着ることを拒んでいる自分の右腕(実際には自分が彼女の右腕であるはずなのだけれど)である副会長の後ろ姿を見て、ミレイは「ぉ・・・」なんて小さくつぶやいてそのシルエットを凝視していた。
すこぉしばかりズボンのヒップがきつそうに見えるのは気のせいではあるまい。
「ん~ふふふ、ルルちゃんもいい感じに熟してきたわねぇ」
こりゃぁ、食べられちゃうのも近いかなぁ、なんて楽しげにつぶやく生徒会長の姿を見てしまった生徒たちは震えあがり、副会長ルルーシュ・ランペルージに憐れむようなまなざしを向けた。
ところが・・・彼らはその後ろ姿を見たばっかりに気づいてしまった。
ミレイの言葉の意味に・・・。
心なしか体つきが丸くなったように見える。
ついでにフェロモンを振りまいているようにさえ見受けられる。
一部の勘のいい男子(おもに高校生)と大方の女子はその原因に思い至った。
「((((((・・・・・・アノ日か・・・・・・))))))」
これ以上みていると、目の保養どころか毒の塊となりそうなルルーシュからほぼ全員の生徒が一斉に視線をそらした。
まぁ、当然だ・・・。
そして、そんなルルーシュが向かう先はというと、ミレイがルルーシュの過保護なシスコンの兄姉たちへの定期報告のために用意した通信機のある放送室だった。
ちょくちょく生徒会の連絡事項を伝える為に放送室を利用するためルルーシュが放送室へ入る姿を見ようとだれも気に止めはしない。
それに、ルルーシュがミレイから逃れる為に使う部屋の一つでもある。
長時間出てこなくても、ミレイから逃げているのだなと理解されるため何ら問題はなかった。
ルルーシュは校内放送の通信機器の電源がすべてオフになっていることを確認して、通信機の電源を入れた。
『通信局です、所属とナンバーコードをどうぞ。』
「所属なし、ナンバー003017、日本駐在大使ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア。コーネリア・リ・ブリタニアに繋いでくれ。」
『畏まりました。』
オペレーターの声が途切れると電子音が何度か繰り返され、ギルフォードがモニターに映った。
だが、通信をよこしてきたのがルルーシュだとわかるや否やルルーシュと言葉を交わすよりも先にコーネリアへと通信を回した。
『ルルーシュ、珍しいな定期でもないのに連絡を寄こすとは』
「申し訳ありません、ご迷惑でしたか?」
『そんな訳あるものか、嬉しいぞルルーシュ。元気にしていたか?』
もし目の前にいれば熱い抱擁を交わしてきただろう姉の笑みに微笑み返す。
「ええ、姉上もお元気でしたか?」
『ああ、ユフィも元気にしている。おまえに会いたがっているよ』
うん、でも会いに来ないで
とは、口にしなかった・・・。
ユーフェミアは無意識のままにルルーシュの大事なものを全部取っていく。
ユーフェミアの母のほうが位が高くて、ユーフェミアのほうが年下でルルーシュの妹だったから、ユーフェミアが何かを欲しがるときルルーシュは断れないのだ。
ついでにそうではなかったとしてもユーフェミアが来てはいろいろしっちゃかめっちゃかにひっくり返されそうなので、来るならコーネリアとギルフォードとダールトンとグラストンナイツとしっかりお目付け役に囲まれてきてほしい。
「それで、あの・・・今日は姉上に聞きたいことが」
『お前が・・・?珍しいな、わからないことはとことん自分で調べるお前が私に聞きたいことがあるとは。私に答えられることならなんなりと答えてやろう。』
嬉しそうなコーネリアの様子にルルーシュは少し肩の力を抜いて、けれど緊張して画面の中のコーネリアを見つめる。
「あの・・・・・・その、私が日本に来る前に姉上が仰ったじゃないですか、その」
はて?とコーネリアは首をかしげ一体どれのことだろうかと考える。
ルルーシュが日本へ行くことになった際、コーネリアはいろいろと口出しをした、身を守る方法や悔しくとも取り入る方法、様々なことをルルーシュに伝えた気がする。
まぁ、ルルーシュの問いを聞くほうが早いか、とコーネリアは思考の海を脱し画面のルルーシュに意識を戻した。
しばらく口にすることを戸惑うように視線を揺らしていたルルーシュが意を決したように睨むような視線を向けてくる。
いや、何か照れているのか恥ずかしがっているのだろうが、怒ったような顔も可愛いなとコーネリアは少しずれたことを考えていた。
『そのっ・・・初経が来たのですがっ、夜伽とはどのようにすればよいのですか?!』
そのずれた考えはルルーシュの言葉が終わった後でもしばらく続いていたが、ようやく脳みそにルルーシュのセリフが浸透したとき、コーネリアは声もなく倒れた。
あわてて駆け寄ったギルフォードが床にご挨拶する前にコーネリアの体を受け止める。
「・・・・・・ギル、フォード・・・いま、ルルーシュはおとぎといったのか?」
画面の中ではルルーシュがいきなりフェードアウトした姉を心配するように叫んでいるがそれどころではない。ギルフォードも顔を青ざめさせて、「そう、だと願います」と返した。
コーネリアはよろよろと立ち上がり通信機に向き直る。
「ルルーシュ・・・よとぎ・・・と聞こえたが、聞き間違いだろう?なぁ、そうだろう?」
むしろそうだと言ってくれ、と懇願するようなまなざしを向けるコーネリアとギルフォーどの願いをルルーシュはあっさり裏切った。
『なっ、何度も言わせないでください!私だって恥ずかしいんです!』
戦場でも意識を手放したことのないコーネリアがこの直後に失神し医務室に運ばれたのは言うまでもない。
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ナカガキ
「少女から女と成れば子を成さねばならない」というネリ姉様のセリフをまじめに受け取った結果です。
というか、ルルはもうこの段階で藤堂さんのお嫁さんが将来の夢状態ですから冗談でも何でもなく、本気です。
うん、まじめな子って時々暴走するから怖いよねv
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福岡にオタク友達がいなくて偶に鬱々してます。
寂しいと死にはしませんが不貞寝します。
空を自由に飛びたいなぁなんて夢を持っています。
いつかパラグライダーかハンググライダーをする気でいます。
マイペース、ケセラセラを心情に頑張って生きています。