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ふざけた体質なルルのお話。
続くかどうかは知りませんv
「会長・・・なんですかこれ・・・」
「え?なんか中華連邦の秘境にある泉の水らしいのよ。面白そうだからもらったの」
「また・・・どうするんですか、これ」
「ん~、水槽に移して金魚でも飼いましょうか」
まったく、とルルーシュは肩をすくめて水の入った樽に背を向ける・・・が
「ほゎッ?」
小さな段差からずり落ち、バランスを崩す。
だが、珍しくすっ転ぶこともなく絶妙なバランスを保っていた。
「ルルちゃーん、段差につまずいて」
ふら、ふら、と何とかバランスを取り戻そうとしながら、ルルーシュが手をついたのは
あの、水の入った樽だった。
「うっかり樽に突っ込まないでね~。」
―バシャんっ
正直、ミレイの言葉は遅かった。
ミレイが振り返った時、ルルーシュは中途半端に樽に引っ掛かって
足だけが出ている状態だった。
「って、ちょっとルルちゃーんッ?!」
「くっ・・・けほっ、、ぅえっ・・・息が苦しっ」
「ちょっとちょっと!!ルルちゃん大丈夫?!」
何とか残った水を溢さないように樽から這い出たルルーシュは息苦しそうに
胸元を抑えてぜぃぜぃと息を吐いている。
まさか毒?と焦ったようにミレイは水を舐めてみるがなんともない。
「ルルちゃんっ?ルルーシュ、ルルーシュさまぁっ!」
半泣きでミレイはルルーシュの体を揺さぶるがますますルルーシュの顔色は悪くなるばかりだ。
「くぅっ・・・息が、つ、ま・・・っ」
その瞬間、プチんッ、と音を立ててボタンがはじきとんだ。
「・・・・・・あれ?楽に、なった」
なんだったんだ?いったい、と首をかしげるルルーシュをみて、
ミレイは口をパクパクとさせ、ものすごい顔をしている。
「る、ルルちゃん?」
「ぅん?どうした、ミレイ」
ごくんッとミレイは息をのみルルーシュに手を伸ばして・・・
―ほよん
「・・・D?」
「・・・・・・なんだ、これ?」
「・・・結構あるわよね」
ほよほよ、とミレイは感触を確かめるように軽く手のひらで押さえてみたりしている。
「・・・・・・み、みれ・・・お、俺・・・おとこ、だよ・・・な?」
「私も、そうだと思ってたけど・・・」
白いシャツを押し上げるふくらみは確かに女性特有の胸のように見える・・・。
「ルルーシュ様、ちょっと失礼します・・・」
ミレイは胸から手を離すと、そろそろと下の方へ手を移動させた。
ルルーシュはその意図に気づいて流石にその手を押さえてやめさせる。
「じっ、自分でっ自分で確認するっ!」
「・・・そっ、そうよね~、ごめんごめん、ちょっと気が動転しちゃってv」
アハハハハと声を合せて笑い、ルルーシュはシャワー室へ駆け込んだ。
数分後
「ミ、レイ・・・」
「ルル、ちゃん?」
シャワー室からふらふらと出てきたルルーシュは涙目でミレイの肩にすがりついた。
「どうしよう・・・なかった」
「・・・どうしよう、か?」
二人はもう一度顔を見合わせるとから笑いを洩らした。
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福岡にオタク友達がいなくて偶に鬱々してます。
寂しいと死にはしませんが不貞寝します。
空を自由に飛びたいなぁなんて夢を持っています。
いつかパラグライダーかハンググライダーをする気でいます。
マイペース、ケセラセラを心情に頑張って生きています。