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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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名誉騎士たちのお話です。
ミレルル+ジェレルル・・・そのうち咲世子ルル?
小話的なシリーズです。

チャットって妄想がとっても広がるv



 

「そこのおれんぢ!」

「おれっ・・・・こ、これはアッシュフォードの」

ジェレミアはいきなりオレンジ呼ばわりするのはどこのどいつだと目くじらを立てたが、それがルルーシュ皇子の婚約者候補であるミレイ・アッシュフォードと知るとあわてて姿勢をただした。

「そぉっ、みれえ・あっしゅふぉーど!るるーしゅさまいちのちゅうぎのきしよ!」

忠義の騎士とはこれまたいかに・・・。
ミレイは小さいとはいえ立派にレディであるし、ルルーシュは皇子だ。
だがなぜだろうか・・・騎士服を着たミレイとドレスを着たルルーシュの方がしっくりくると思ったのは。

「おれんぢ、さいきんるるーしゅさまになれなれしいけど・・・だれのさしがね?」

ぢとっと睨みつけるミレイにはなぜだか迫力がある。
どんなアメジストよりも鮮烈な青がジェレミアを射抜く。

「さ、差し金、と申しますと」

「このまえるるーしゅさまにこびをうったのはだい5おーじのこしぎんちゃくで、そのまえはだい7おーじのげぼくだったわ!さぁ!こたえなさいおれんぢ!!あなたはいったいだれがさしむけたの?!!」

あぁ、なるほど、とジェレミアは納得した。

ルルーシュはまだ5つだというのにとても優秀で、第1から第3までの皇子や第2皇女に目をかけられている。
そのために、ほかの皇族からの嫉妬が激しいのだ。
騎士、と名乗るだけあってこの少女なりにルルーシュを守ろうと必死なのだろう。

「レディ・アッシュフォード。私はまだまだ未熟者の新兵です。このヴィ家の護衛にしていただいたのもマリアンヌさまのご温情故。そのマリアンヌさまを裏切るようなことを、このジェレミア・ゴッドバルトは決してしないと誓いましょう・・・。」

「ぜったい?!」

「絶対にです。」

しばらくジェレミアをぢーっと睨んでいたミレイだったが、やがて不服そうに鼻を鳴らすと肩から掛けていたポーチから何やら取り出し、ジェレミアに突きつけた。

「なんでしょう、これは」

「しょーもんよ!!けっぱんをおして!」

同時に小刀をポーチから取り出したミレイを見てジェレミアは焦った。
果たしてこの物騒な代物は親公認かはたまた彼女の一存か・・・。

「ぜったいにぜったいにぜぇっったいにるるーしゅさまをうらぎらないならっ、けっぱんのひとつやふたつやすいでしょ!!」

突きつけられたものを見るとそれは子供の字で書かれた
「ヴィけしんえいたいめいよかいいんけっぱんじょお」という・・・

なんというか・・・うんマリアンヌの署名も入っているれっきとした重要書類だ。

そして、今ある血判は一つ。
ずいぶんと小さなそれは目の前にいるミレイのものなのだろう。

「さいきん、るるーしゅさまあなたのこととってもきにしてるから、とくべつにめいよかいいん1ごうにしてあげるわ!」

「ルルーシュ殿下が?」

「あと、まりあんぬさまはこのしんえいたいのけっぱんじょおをしってるけどるるーしゅさまはしらないの、ぜったいにないしょよ!!」

子供のお遊び、で片づけるにはあまりにも真剣なまなざしだった。
ヴィ家が何かと狙われるのは今更の話・・・ならば自分も本気でこたえねばならないだろう。

ジェレミアは帯刀していた剣を抜刀し、誓うべき主はいないが騎士の礼をとった。

「恐れながらこのジェレミア・ゴッドバルト、血判の誓いを受けさせていただきます。」

切っ先で指先に傷をつけると指の腹ににじませるように指先をこすり合わせ、抜刀した剣を戻しミレイの持つ血判状に指を押し付けた。
ミレイのものよりずいぶん大きな血判がその下に並ぶ。

「きしのちかいはぜったいよ!わたしかあなたのどっちかがるるーしゅさまのせんにんきしになるの!やくそくよ!!」

「了解した、レディ・アッシュフォード・・・いえ、ミレイ嬢」

主に秘密裏に交わされた騎士の誓い・・・。
その誓いが果たされぬまま、アリエスの悲劇が起った・・・。


アッシュフォードは没落し、ルルーシュ皇子ははるかな異国へ。
その異国で仕えるべき主の訃報を知り、騎士は涙を流した。




だが、騎士たちは知らない・・・。

これより先にまだ皇子が苦しまなければならないことを。

だが嘆く必要はないのだ・・・来るべき時は騎士たちを迎える。


++++++++++

ヴィ家親衛隊名誉会員のお話です

会長はミレイ0001でマリアンヌ様が0000
ジェレミアは0002です。

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