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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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「ひぐらしのなく頃に」アニメ版パロ
アニメのロリ坂と梨香ちゃまのシーンをパロってみました。

でも、まぁったく違和感ありません。
ひぐらし知らない人でも全然問題ないです。
普通に藤ルルな感じです。

ではどうぞ







(戦争開始後すぐ、ルルーシュとナナリーを狙ってきたブリタニアの刺客に追われているという設定で、in枢木神社神殿部内。)

「スザク、ナナリーを連れて逃げてくれ」

「だめだっ、ルルーシュ!ここで君が出て行ったら」

「やめてくださいお兄様、ナナリーはおにいさまがいないとっ」

「大丈夫だよ、ナナリー。・・・ナナリーは僕が守るよ」

ふわりとルルーシュが明るい声で歌うように言った。
隠れていた社の格子戸を開いてルルーシュだけがご神体のある社から外に出た。
そうして格子戸をしめる。

「スザク・・・やつらは僕を殺しはしない。僕にはまだ利用価値がある。だから・・・」

「ルルーシュ」

「いや、いやですっ、お兄様ぁっ」

ルルーシュはナナリーの声に振り返らず、ルルーシュは神社から境内へと出て行った。
そこには銃を構えた、ブリタニアから来たらしい如何にもといった風体の男たちが並んでいる。

「皇帝は味をしめたか。お次は僕をどこに送るつもりなのか・・・」

刺客の男たちが視線を交わしあうのを見てルルーシュはゆっくりと内殿へ続く扉を閉め、男たちを見据えた。

「僕が大人しくする代わりにあの二人に手を出すな。ナナリーに何かあってみろ、ただでは死なないぞ。この私が取引に応じると言っている。ぐずぐずするなっ!この下郎!!」

強く射抜くような市電の眼差しに男たちがびくりと肩を震わせる。
所詮は身分社会で生きてきた故の下層階級にしみついた根性か。
自分たちが銃を向けているのは皇帝の勅命とはいえ、後続なのだと思い知ったのか彼らは銃口を軽く下げて戸惑い気味の表情でルルーシュに歩くよう促した。



だが、時々勘違いしたやつもいるものだ。
枢木神社の長い階段を降りてきたルルーシュを待っていたのは下卑た笑みを浮かべる、おそらくはこの部隊の隊長なのだろう男だった。

「待っていましたよ、ルルーシュ殿下。さぁ、参りましょう。・・・行け」

その男のその言葉とともにルルーシュと共に降りてきたはずの男たちがまた階段を昇り始める。

「なっ、待てっ!お前ら!!約束が違う!!」

「約束?何のことですかな、私は存じませんが」

ニヤニヤといやらしく笑う男にルルーシュの紫電の瞳がより一層強く燃える。
だが、未発達なルルーシュの小さな体はいとも簡単に抑えつけられ、何かの薬瓶とそれを浸したガーゼを見せつけられる。
男がまた支持を下すと男の部下らしき男がそれを受け取りルルーシュに近寄った。

ルルーシュは悔しさのあまり、目に涙を浮かべ、それを見せまいと強く閉じた。
だが、続いて聞こえてきたのはルルーシュを抑えつけていた男がうめき、そして力なく倒れる音だった。

「なっ、貴様!!っ何者だ!」

ルルーシュが目を開くと、目の前に大きな背中があった。
見覚えのない服を着た、だが確かに知っている優しい背中。
そばには薬の瓶とガーゼが落ちている。

「間に合った・・・。」

ゆっくりと男が振り返り顔を隠していた帽子を取り払った。

「ルルーシュ君、君を助けにきた!」

その下から現れた顔を見て、ルルーシュは思わず目を見開く。
そしてしだいに安堵と歓喜の笑みへと変わった。

「藤堂!!」

「くそっ、行け!!」

もぐりこまれていたことに気付けなかった男が悔しげに顔をゆがめ部下に指揮を下す。
大したこともないというように一瞥すると藤堂は再びルルーシュに背を向けた。

「ルルーシュ君、伏せていろ!」

「はいっ!」

離れていろ、と言わないのはそばにいてもルルーシュに傷一つ付けない自信があるからだろう。
言われたとおりに藤堂のすぐ近くでしゃがんだルルーシュにもう藤堂の視線は向いていない。

代わりに向かってくる男たちを藤堂が素手で沈めていく。
ほんの一撃の拳で。
むしろ、数発のジャブをボディに叩き込まれた兵士は哀れというものだろう。
隠密行動故にKMFや重火器を装備していなかったことが仇となったか。

ほかの兵士が後ろから回り込もうとしたが、そのときすでに藤堂の体は軽く跳躍し兵士の頭部を蹴り飛ばしていた。

痺れを切らしたのか指揮を下していた男も躍りかかる。
藤堂はあえて男を打つこともよけもせず拳を受けた。
手ごたえは十分と思ったのだろう・・・立て続けに数発、蹴りも入る。
だが、藤堂はつまらないものを見るように男を見据えた。
男がその表情に気づいた時、すべては遅かったというべきか。

「軽いな・・・」

「ヒッ・・・・・・」



「本当の拳というものを教えてやろう」


よほど藤堂の形相は恐ろしかったのだろう、男が数歩後ずさる。
だが、藤堂は男が逃げることを許さず、数発ボディーに叩き込み、最後に強く蹴りつける。
電柱に体を叩きつけられた男の体が無事ではないのは言うまでもない。


「っっぇぇえああっ!」

最後の一発。
あえて外したのか外れたのか。
電柱に沿ってずり落ちる男の頭上にめり込んだ拳は・・・コンクリートをえぐっていた。


「藤堂さん、こっちも終わりましたよ~」


ルルーシュがその声に振り返ると、階段の上で、藤堂と同じく敵兵に変装した

四聖剣が腕を振っていた。

「ルルーシュ殿、ナナリー殿もこの通り!」

仙波の腕の中でナナリーがルルーシュに向かって手を振っていた。



「さぁ、行こうルルーシュ君。」


ルルーシュは藤堂の手を握り満面の笑みでうなずいた。


++++++++++

というわけでひぐらしパロでした。
藤堂さんのセリフは最後の一言以外、ぜーんぶロリ坂さんのセリフです。
なのにまったく違和感なしとは・・・


恐るべきシンクロ率です

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