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SSSの二本組みです。
全然ついてないゼロの話。
CP要素はほとんどっていうか皆無?
パターンその1
玉城がゼロに突っかかるのは今更のことだ。
見ている周りも止めようとはしないし、ゼロもゼロで話半分のままその場を立ち去ろうとした。
「おいっ、待てよまだ話は!!」
終わってねえ!と玉城は手を伸ばすよりも先に足が出た。
といっても蹴ろうとしたわけではない。
ただ引きとめようとゼロの象徴の一つであるマントのすそを思い切り踏みつけた。
「ほぁっ?!」
そこで立ち止まれたらどんなによかったか。
だが、ルルーシュにそんな運動神経はない。
ずべんっ もしくは びたんっ
と、絵に描いたように見事にすっ転んだ。
それはもう、コンパスが円を描くかのように見事に90度の曲線を描いて・・・。
「ぜ、ゼロ!!玉城あんたなんてことを!!」
「お、俺のせいじゃ」
「いや、今日ばっかりはお前のせいだろう」
かばいきれないぞ、と扇にまで言われて玉城はひるみゼロから距離を取る。
「ぜ、ゼロ・・・?」
恐る恐る井上が声をかけてみるが反応はない。
同じように杉山も恐る恐る近づいて軽く仮面をつついてみる。
反応はない。
「気絶してるな・・・」
ちーん
その後、流石にそこで仮面を外そう、とは玉城もさすがにいだせず・・・ゼロがラウンジのソファで目を覚ました時には山のように積まれた菓子類と詫び文が添えられていたという。
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パターンその2
「それでは、次の作戦はこの通りに。」
会議の終了の声を聞いて伸びをするものや、首を回すもの。
再び書類を見直すもの様々だ。
ゼロも書類をそろえなおすと自室に戻るため腰をあげて
いや、上げようとした。
ゴヅッ
だが中腰になったところで急に机へ仮面を打ち付けたのだ。
「ゼ・・・ゼロ?」
隣に座っていた扇と藤堂が目を丸くする。
ただ立ち上がろうとしていただけのはずがなぜ急に机へ仮面を豪打する羽目となるのか。
藤堂と扇はそろってゼロの様子を観察する。
よくよく見るとゼロの足の下にはゼロ自身のマントがあった。
「踏んだのか」
「踏んだんだな」
ゼロの妙に間の抜けたところは幹部には周知の事実であるが・・・、まさかここまでとは、全員ゼロに注目していた。
ゼロはというとプルプル震えている。
よっぽど恥ずかしかったらしい。
いや、ゼロでなくとも恥ずかしいだろう。
ようやくゼロが顔をあげたときピシッと小さな音がした。
全員黙り込んでしまっていたため、その音は会議室によく響いた。
「ぇ?」
とゼロが声を上げた時には遅く・・・ぱかんっと仮面は二つに割れた。
きょとんとしていたゼロ・・・いや、ルルーシュは眼を見開きあわてて顔を押さえた。
「る、ルルーシュ・・・?」
「ち、が・・・こ、これは」
「ルルーシュ君・・・?」
あぁ、母上・・・
どうして僕にはあなたの反射神経が受け継がれなかったのでしょう・・・?
半泣きのまま固まっているルルーシュは「こんなことで」と呻くようにつぶやき、再び机に突っ伏した。
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福岡にオタク友達がいなくて偶に鬱々してます。
寂しいと死にはしませんが不貞寝します。
空を自由に飛びたいなぁなんて夢を持っています。
いつかパラグライダーかハンググライダーをする気でいます。
マイペース、ケセラセラを心情に頑張って生きています。