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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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小話的なパロディ。

設定を知らない方に軽ーく説明を。



篠原千恵先生の書かれた獣化変身の一族の血を引く女の子が、実験台にされそうになる中で懸命に生きる話?
詳しく知りたい方は原作かWikiをどうぞ。
小話なので。
2世代にわたります。
あと、私は公式も好きですが、篠原先生の書かれる漫画では横恋慕入れてくるキャラの方が好きなので、
完全パロディです、ねつ造です!


軽い設定

「ルル」
紫の瞳の黒豹に変身する少女。
変身人間の研究に力を注ぐ枢木ゲンブに秘密を知られ妹を殺される。

「スザク」
枢木家の長男。
ルルーシュのことが好きだったが、父がルルーシュの妹ナナリーを殺したことで父親を憎み、尚も「守るから結婚しよう」と迫るも逃げられる。

「藤堂」
代々伝わってきた変身一族の末裔。
ルルーシュよりも大型の黒豹に変身する。
ただし瞳の色は薄くなり、ルルーシュよりも黒に近い。
ルルーシュとスザクの通っている高校の教師。


あと、変身一族は皆短命です。



シーンその①出会い、編?

<in 学校の廊下>


「どうして・・・俺なんかに・・・」

「もう一族の中でも変身能力をもつものは少ない。ならば、より濃い血を残そうとするのは当たり前のことだろう。」

耳元に感じる藤堂の、否、己よりも強い獣の吐息。
恐怖を感じてルルーシュは目線をそらした。

「ふ・・・諦めたか」

「ちが・・・」

「違うものか。分かっているだろう?瞳をそらすということは相手に屈服するということだ。」

プチリと藤堂の指がルルーシュのボタンをはずしていく。


どうしてこうなったのだろうか・・・。
藤堂は・・・学校でも浮きがちだった自分を気にかけていてくれた・・・、優しい先生。
それだけのはずだったのに。

確かな日常の崩壊を感じて、ルルーシュは涙をこぼした。









シーン②同棲・・・編?


<in 藤堂のマンション>
枢木の研究室から逃げ出して数週間。
ルルーシュは落ち着かない様子で室内を歩きまわっていた。

それを見ていた藤堂は眉をひそめ後ろに立つ。

「少し落ち着かないか」

「っ、どう落ち着けと・・・。スザクはこの場所を知っているんだっ。いつ、ここへ来るか。いやだ・・・もうあんな目に会うのはっ。なんで、ナナリーが」

「落ち着け、頼むから・・・」

ここしばらくですっかり慣れてしまった藤堂の匂いに包まれ、ルルーシュは緊張したからだから力を抜く。

「だって・・・もう、いやだ。ただ、静かに暮したいだけだったのに」

「・・・ヒトはおれたちという異質な存在を許さないんだ・・・。子供など、作るべきではないのかもしれないな」

藤堂のその言葉が信じられないとばかりにルルーシュは体を離した。
その瞳はひどく不安げに揺れている。

「な、んで・・・今更。」

「・・・だってそうだろう。今子供ができれば、その子は両親が変身能力を持つ純血の子だ・・・。そもそも、30を超えて生きている俺がいつ死ぬかもわからん、君も長くないのに・・・俺たちがいなくなればその子は一族に利用され」

「っじゃあ、おろせって言うんですか?!いやです、いやですからっ。」

ルルーシュは素早く距離をとると瞳孔を細くし藤堂を見据えた。
だが、逆に驚いたように目を見開いていたのは藤堂だ。

「出来た、のか・・・?」

「ええっ・・・でも、おろしません。俺一人でも」

「いや、そうじゃなくて・・・。生んで、くれるのか?」

その言葉に、今度はルルーシュが驚く番だった。

「生んでいいん、ですか・・・?だって」

「いや、違う・・・そうじゃない。ただ、生まれてくる子が心配で、いや・・・だから。生んでくれるなら、生んでほしい。」

藤堂はルルーシュを引きよせ再び抱きしめる。

「藤堂、先生・・・」

「先生じゃない」

「え?」

「名前で呼んでくれないか?それと・・・結婚しよう」

一瞬のち、ルルーシュは華やぐような笑みを浮かべると自ら体を藤堂に預けた。









シーンその③ 別離編


<in どこかの倉庫>

「とうど・・・う、せんせい・・・」

スザクは意識を失ったルルーシュを抱えたままスザクは目の前にいる黒豹を見つめた。
黒豹は一度、ルルーシュの腹にすり寄り、そしてルルーシュの顔を慈しむように軽く舐めると枢木ゲンブの投げ入れた爆弾を加え外へ飛び出して行った。

どうすることもできない。
スザクはいら立ちに任せてコンテナを殴りつけた。

「卑怯だっ・・・なんで・・・僕からルルーシュを連れていったくせに、何で置いて行くんだっ!」

倉庫の外から警官隊の声が聞こえてくる。
そして喧騒はやがて遠くなり・・・


どこか遠くの方で爆発音が響いた。
スザクはルルーシュにそれを聞かせまいとルルーシュの頭を胸に抱え込んだ。


嫌いだったはずなのに・・・
自分から大切な幼馴染を連れ去ったはずの男だったのに、涙が止まらないのはどうしてなのか。




「きょうし、ろ・・・さん・・・」

夢の中で、藤堂を呼ぶルルーシュの甘い声が、悲しく響いた。





++++++++++


はい、紫目パロ終了。
いや、もっとやりたいシーンは大量にあるんですけどね。
こんだけで。
いやぁ、満足満足。
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闇のパープル・アイ
お久しぶりですっ
松宮流風(Ruka-Matsumiya)です。
今回あの懐かしいTVドラマ闇のパープル・アイをコードギアスのキャラクターに置き換えてウサギさんが描かれているのを読み思わず投稿してしまいました。
えっーとウサギさんの設定によると物語の主人公・尾崎倫子をルルが,
倫子の幼馴染でボーイフレンド・水島慎也を枢木スザクが,
巨大な黒豹に変身する変身人間。倫子の娘麻衣の実父。フリーのジャーナリスト・小田切貢を藤堂鏡志朗が,ウサギさんの描いた藤堂さんの職業は
ルルとスザクの通学する
高校教師とゆうことでしたが...
物語はルルに子供が出来てしまったっとゆうことはやはり物語の展開はドラマのような続きがあるのでしょうかっ?もしあるのでしたら是非ルルの生んだ子と同じ変身人間の男性とのラブストーリーも読んでみたいです。
(松宮 より).
松宮流風 2008/09/13(Sat)12:57:25 編集
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夢を追い求めて旅をしてます
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京都に実家、福岡に在住している学生さんです。
福岡にオタク友達がいなくて偶に鬱々してます。
寂しいと死にはしませんが不貞寝します。
空を自由に飛びたいなぁなんて夢を持っています。
いつかパラグライダーかハンググライダーをする気でいます。
マイペース、ケセラセラを心情に頑張って生きています。
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