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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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ちょっとした過去編、そこらの事情説明会・・・?
片割れの名前、思いつかなかった。
いや、思いついたけど付けてもしっくりこないからもう片割れだとか姉だとかで済ませました。


ちなみに、マリアンヌ様はやさしげなおかあたまのように書いてありますが、原作通りのちょっとぶっ飛んだおかあたまです。
あと、他の皇族がうっかりマリアンヌ様に暗殺の手を向けられなかったのは、皇妃のくせして騎士公なマリアンヌ様の黒い笑顔にビビっていたのだと信じています。










閃光のマリアンヌの長子は双子の皇女だった。

マリアンヌの黒髪に皇族の証である鮮やかなアメジストを持つ二人の皇女。
性格はやや違えど、そう大きな違いはなく二人を見分けるのは至難の技だった。
ともに体を動かすことは得意ではなく、小難しい本を二人で並んで読んだり、チェスをしたり。
ギネヴィアやコーネリアのように存在を主張する花ではなく、一つ下の義妹のユーフェミアのようにあたりを賑やかせる花でもない。
アリエスの離宮にひっそりと咲いた対の花は、離宮で心から仕える者たちの自慢であったし憧れでもあった。

やがて生まれた三女のナナリーを交え、母と4人仲睦まじく穏やかな日々を過ごす・・・

つかの間だとしても、そんな時間が続くのだと信じていた。

それが壊されたのは二人が10歳の時。
離宮に押し入ったテロリストの手によって母と幼い妹が撃たれた事が全ての崩壊の始まりなのか。
母が妹を庇うようにして銃弾を受けるもむなしく、ナナリーも母と共に二人を残していなくなってしまった。
どうすればいいかわからず、うろたえる二人に追い打ちをかけるように二人を疎ましく思っていた皇族による暗殺者が差し向けられた。
幸い、警備として残っていた兵士によってそれは阻止されたが、妹姫をかばった姉姫は足を撃たれこれ幸いにとばかりに妹姫から引き離された。

普段から怒りを押し殺し、温厚な一面ばかり見せてきた妹姫もこれには我慢の限界だった。
母と妹が身罷り、姉姫は凶弾に倒れ、それでもなお顔を見せようともしない父親に。
せめて母と妹の墓へ行くなり、姉を見舞うなり・・・多忙なのは分かっていてもこれはあんまりだと、あんまりな仕打ちだと妹姫は父への謁見を申し込んだ。

だが放たれた言葉はあまりにも残酷で、弱いことが罪なのだと突きつけられた。

母という守りをなくし、アッシュフォードという後ろ盾もなくし、姉姫と会うことも許されず。
突き刺すような貴族たちの視線が恐ろしかった。
嘲り、蔑み。
皇族というものが、貴族というものが、神聖ブリタニア帝国という国そのものがそういう国だと分かっていながら、その身に直接受けたのは初めてだった。
そうして思い知らされるのは、母に守られていたのだということ。

自ら捨てたつもりの皇位継承権は、実のところ最初からなかったにも等しい。
何故なら、最初から死んでいたのだから。
まるでとてもよく書かれた台本通りのお芝居。

そうして、姉姫と会うこともかなわぬまま妹姫・・・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアは一人日本へと送られた。


++++++


ルルーシュが姉と再会したのは開戦後。
己がいるにもかかわらず日本へ戦争を仕掛けた父に何も感じなかった。
見捨てられた事実を再確認させられただけで・・・。

本当にもう自分を守るものは何もない。
第三者の手はもちろん、誇りも、虚勢も、力も・・・。

そんなとき、ルルーシュの前に現れたのはアッシュフォード家だった。
もし、現れたのがアッシュフォード家の者たちだけならば、ルルーシュはついていくことなどしなかっただろう。

だが、ルルーシュに駆け寄り、ルルーシュの手を取ったのはもう会うことがかなわないと思っていた姉だった。
瓜二つの存在。
鏡を見るたびにどれほど会いたいと恋しく思ったことか。
日本でも優しい人に会うことは出来た、だが、心の底から笑うことなどできるはずもなかった。

ルルーシュを抱きしめ、戦場となったその地をゆっくりと見渡し、姉は低く呟いた。


「ブリタニアを・・・ぶっ壊す」

「・・・姉上?」

「ルルーシュがいるにもかかわらず戦争を仕掛けた国になどもう未練はない。この手で必ず壊してみせる。そのために私は私を捨てる。」

痛いほどに抱きしめられてもルルーシュはその手を振りほどくことができなかった。
だから代わりに抱き返す。


幼い日の誓い。
それは優しい花のにおいにあふれた離宮を離れ、血と硝煙にまみれた戦場で交わされた。




数ヶ月後、ブリタニア本国に二つのニュースが流された。

ひとつは、本国の病院に入院していたはずのヴィ家の姉姫がテロリストに殺されたというニュース。
もう一つは、日本へ留学していたヴィ家の妹姫が逆上した日本人に殺されたという・・・。

そして、ヴィ家は滅んだ。
代わりに、この日・・・ルルーシュ・ランペルージという少年が残酷な嘘にまみれた、この世界に産み堕とされた。



++++++++++


よし、グダグダv
うん、どうしてやろうかこの脳みそ・・・。
書きたいことがまとまってないぜこの野郎!

とりあえずは過去の概略でっす☆
気が向いたら書きなおします、ホントすいませんいつもグダグダで。

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