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元ネタわかる人いるんじゃないかなぁ。
チャット中に大量に書きまくってた小話をちょろちょろアップしていこうと思いますv
とりあえずヘタレでどうしようもない藤堂がいるので、藤堂はカッコいいんだ!!という方はどうぞまわれ右でお願いします。
「な、なあ・・・ゼロ・・・藤堂さんを救出するの、やっぱり変わってくんねぇか?」
作戦直前になってそんなことを言われても、とルルーシュは仮面の下で顔をしかめた。
信用されていないのはわかる。
十分にわかるが、自分に四聖剣ほどの戦闘力がないことも説明するのが悲しくなるほどに分かり切っているのだ。
「私が戦闘に加わったところで、機動力が落ちるだけで何のメリットもない。」
「いや、だが・・・なぁ?」
ゼロにそう進言してきた卜部は困ったように同じトレーラーに乗っている四聖剣の面々に目配せをする。
彼らはというと気まずそうに咳払いをしたり、視線をそらすばかりだ。
「何か、私に見られてまずいことでも?救出を求めてきたのはそちらだろう」
「そう、なんだけどなぁ・・・」
「仕方ないよ、卜部さん・・・その代り、無頼の中で見ることは絶対他言無用だから!」
「無頼の中・・・?」
「何があっても、中佐を見捨てるようなことはないと信じておりますぞ。」
「裏切ったりなどしたら、貴様のその仮面、はぎとってくれる」
「頼んだぜ、ゼロ」
一体何なんだ、とゼロは首をかしげながら、調布が近付いてきたことに気づき無頼に乗り込んだ。
++++++
藤堂と対面できたのはいい。
藤堂が自らの命を捨てるようなことも無くなったからそれもいい。
だが・・・
「おい、さっさと無頼に乗れ。さっさと月下の処へ行くぞ!」
「あ、あぁ・・・」
煮え切らない態度で乗ろうとはしない。
いい加減焦れたルルーシュは多少乱暴だとは思ったが無頼を操作し藤堂を無頼の手ですくい上げるとコックピットの方へ招き寄せた。
「さっさとしろ!時間が惜しい!!」
藤堂はゼロを引きよせてコックピットの中へ引きずり込んだ、とたんに藤堂の顔が引きつり青ざめる。
何なんだこれは、自分の知っている藤堂とは頼りがいのある大人だったはずだ。
「さっさと詰めろ!コックピットを閉めるぞ!」
「ま、待て!やめろ!!やめっ」
ガシュンッと機械音と共にコックピットが閉まり、無頼の中は機械の明かりだけとなった。
「よし、四聖剣と合りゅ「あ゛---っ!暗いッ狭い、だ、出せーーーっ!!」」
無頼を操作しようとしたところで藤堂が急に叫び始めてコックピットを力いっぱい殴り始めた。
「出せぇーーーっ、出してくれええっ!!!暗いーーっ、狭いーーーっ!!」
「あ、暴れるなっ!落ち着け!!」
「出せっ出してくれ!!!暗いのも狭いのも嫌だーーーっ!」
まともに無頼が操縦できるわけもなく、無頼はよたよたと不安定に走り出す。
メゴッと嫌な音がし始めた。
「こ、こら!!無頼が、無頼が壊れる!!」
ちなみに、その様子を見ていた四聖剣は「やっぱり」とため息をついていた。
そう、藤堂は暗所恐怖症閉所恐怖症とKMFに乗るには明らかにネックとなるアホらしい障害があったのだ。
そして、ついに
バキョォッ
ガンッ、ゴンッ 、ゴィィンッ
無頼のコックピットの扉が壊れ悲しい音を立てながら地面に転がった。
そうして藤堂がようやくすっきりしたとでも言うように無頼の外へ身を乗り出した。
ルルーシュはというと顔を青ざめさせながら「んな馬鹿な」と転がって行った無頼のコックピットを振り返り見送った。
そうこうしているうちに無頼は月下隊長機のあるトレーラーまでたどり着いた。
何も知らない黒の騎士団の面々は無頼の不調だと思い、藤堂が無頼を操縦するゼロを気遣ってスペースを空けたのだと思っていたらしい。
「おかえりなさい・・・藤堂さん」
「御無事で、何よりです」
「すまない・・・心配をかけた。」
悪い癖だと一応自覚している藤堂はすまん、と唸るようにゼロに謝罪して月下の方へ飛びうつった。
「藤堂」
「なんだ、ゼロ」
「壊すなよ・・・?」
「善処する。」
四聖剣が救出を代わって欲しいと言っていた理由を理解したルルーシュは、きっと壊れるのだろうなと遠い目をしながら月下の中に消えた藤堂の姿を見送った。
その、数分後
『だ、出してくれーーーっ!!』
「通信機を使って叫ぶな馬鹿!それでも日本男児か!」
『暗いのも狭いのも嫌だーーーっ』
結局、月下隊長機のコックピットは藤堂の手によって見るも無残な姿となり果てましたとさ。
チャンチャン♪
++++++++++
一応某マンガのパロです。
なんのパロかわっかっるっかな~♪
実は続きもあったりしますw
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福岡にオタク友達がいなくて偶に鬱々してます。
寂しいと死にはしませんが不貞寝します。
空を自由に飛びたいなぁなんて夢を持っています。
いつかパラグライダーかハンググライダーをする気でいます。
マイペース、ケセラセラを心情に頑張って生きています。