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昨日の続きです。
藤堂さんが新アビリティ開花しました。
うん・・・ヘタレ通り越しちゃったよ
藤堂を救出して、しばらくした頃ルルーシュの正体が藤堂にばれた。
いや、どちらかというとガウェインに乗せるためにルルーシュが自らばらしたと言った方が正しい。
藤堂が暗所恐怖症であり閉所恐怖症であることをばらされたくなかったら口をつぐめと脅迫して。
もとより藤堂はばらすつもりはなかったが、ルルーシュにとっては格好の脅迫材料だった、心置きなく正体を明かせるというものだ。
で・・・だ。
神根島から帰還しガウェインを手に入れたルルーシュは藤堂の異動を決定した。
自分の身の保身のための異動かと多くの団員達は思っていたがその真相は四聖剣や藤堂の代わりに月下に乗ることとなったC.C.だけが知っている。
藤堂の度重なる月下の破壊活動防止のための異動なのだと。
ガウェインは副座式で月下よりも若干広い。
それに見張る人間がいればKMFも内部から破壊されることはないだろう。
「で?大丈夫そうか・・・?藤堂」
ガウェインを導入して初の作戦。
足もとに座っている藤堂にルルーシュは声をかけてみた、が・・・。
「く、暗い!!狭いッだ、出し」
「落ち着け、バカ者!」
ゲシッ
「ぅぐっ」
後頭部を足の裏で踏みつけるように蹴られた藤堂がうめく。
そのままの勢いで藤堂は操作盤に頭を打ち付けた。
「・・・・・・ふむ」
コツコツとルルーシュは指先で何か考えるように膝を叩いて・・・
もう一度藤堂の後頭部に足を向けた。
「藤堂」
「な、なんだ・・・?」
「踏みやすいな、お前の頭」
「・・・・・・は?」
「さっさと予定のポイントに向かえ、藤堂」
ぐりぐりっ
「る、ルルーシュ君!君、性格変わってないか?!」
「7年もたてば性格も変わる。早く行け」
グリュッ
「わ、わかったから踏まないでくれ!」
操縦桿を握り藤堂はガウェインのフロートシステムを起動させ予定のポイントへ向かう。
「(これは、便利だな)」
藤堂から表情をが見えないことをいいことにルルーシュはイイ笑顔を浮かべると足を組み直し、キーボード式の操作盤に手を伸ばした。
その日以来、作戦が終わるたびに後頭部をさすりながらガウェインから下りてくる藤堂の姿が見られるようになったという。
++++++
「コブ、にはなってませんぜ」
よかったと言っていいのか悪かったと言っていいのか。
だが、藤堂がガウェインにゼロと乗るようになってよかったこともあるのだ。
もともとKMFの操縦技術が高い藤堂と、藤堂の暗所恐怖症対策のゼロ。
騎士団でもダントツでKMFを壊しまくっていたこの二人が一緒に乗るようになって、斬月も壊れなくなったのだから。
千葉から氷嚢を受けとりそれを後頭部に当てる藤堂を見て朝比奈が憤慨したように鼻を鳴らす。
「でも、だからって藤堂さんの頭を踏みつけることないと思うんですけど」
「そう言うな朝比奈。確かに問題ではあるが、藤堂中佐のあの癖を見て見捨てなかっただけ、ありがたいというものだろう。」
「だからって。藤堂さんはいいんですか!あんな子供にナメられたままで!」
「ここの指揮官は彼だからな。それにそうひどい踏み方はされていないから、慣れてくると別になんでもない。」
「・・・いや、中佐。それはちょっと」
慣れてもらっても困るんだけどなぁと四聖剣は藤堂を見た。
だが、そんな四聖剣の気持ちなど知る由もなく藤堂は氷嚢をおろし踏まれていた部分をさする。
「むしろゼロが打ち解けてくれたと思えば踏まれるのも悪くはない」
真顔でそう呟いた藤堂に四聖剣はサァっと青ざめた。
「と、藤堂さん・・・?!」
「ちょ、中佐そっちの道はだめじゃないかと?」
「中佐!今なら引き返せます!」
「まさかここへきて悪癖が増えるとは・・・」
頭を抱え込む四聖剣をよそに藤堂は不思議そうな顔をしているだけだった。
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福岡にオタク友達がいなくて偶に鬱々してます。
寂しいと死にはしませんが不貞寝します。
空を自由に飛びたいなぁなんて夢を持っています。
いつかパラグライダーかハンググライダーをする気でいます。
マイペース、ケセラセラを心情に頑張って生きています。