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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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19話派生のギャグですw
ルルがとってもしたたかさんw



「だが、まぁ・・・それとこれとは話が別だ」

銃を向けられているはずのゼロが、不意に嘲笑を浮かべて一冊の手帳を取り出した。
そうして読み上げ始めたのは・・・

「14億5千30・・・まぁ、端数は外すとして・・・14億に負けておいてやるか」

「・・・何の話だ」


「KMF、斑鳩の維持費、そのほか諸費用。まぁ、すべては無理にしても、玉城を代表とする無駄遣い、5千万・・・耳をそろえて払ってもらおう。」


ゲ、と思わず扇以下もと扇グループの面々や千葉(朝比奈の醤油代)がうめいた。


塵も積もれば、というやつだろう。

「みたとおり俺はまだ未成年だ、ブリタニア人とはいえ皇室から逃げ回る身の上の俺が、どんな思いで金を稼いでいたか、ぷー太郎の貴様らにはわかるまい」

「ぷ・・・だ、誰が!!そんなことで誤魔化されは」

「こちらも、ごまかされては困る。最低でも5千万、耳をそろえてきっちり払ってもらおう!」


ちーんっ・・・と、あれだ、仏壇にある“りん”の音が響いたような気がして、銃を構えていた面々は一斉に弱気になる。

「・・・ふっ、ご察しの通りこの体を使って地道に稼いださ」

ちなみにルルーシュに他意はない。
ロロやリヴァルにバイクを運転させて賭けチェスへ行き、下手をしたら逆上した貴族に殺られるかもしれない覚悟だったのだから。
(あるいはヤられる可能性もあったが本人は気づいていない。)

だが、まぁ誤解は・・・うん、盛大に広まった。


「か、からだっ・・・ちょ!おいゼロそりゃどういうこった!!」


無駄遣いをしていた自覚のある玉城があわてて身を乗り出す。
遠目に見てもゼロの顔は一般人からずいぶんとかけ離れた容姿をしていた。

それで「体を使って」などといわれてもまず肉体労働は出てこない。

「お前らが作戦のない日に暇だ暇だとぼやいている間も!俺はそのお前らを養うために金を稼いでいたんだ。最低でも、無駄遣い分だけは返してもらう。」

「ルルーシュ・・・いつからそんなセコい子になったんだい」

「シュナイゼル兄上や、コーネリア姉上や、オデュッセウス兄上や、クロヴィス兄上や、横ロールバッハに見捨てられた日からです。日々の糧を得るためだけに俺がどれだけ苦労したか。」

はっ、と鼻で笑うや探れ代わり果てた弟を見て、シュナイゼルは「あれ?こんなんだっけ?もっとなんていうか」と冷や汗を流す。

「日本へ来たその時から日本人には蔑まれ、預けられた枢木の家では食事を抜かれたり毒を盛られたり、おまけに買い物へ行けばなにも売ってもらえず空腹の日をすごしっ。やっと打ってもらえたかと思えば残飯・・・」

「ちょ、ルルーシュ・・・?ね、あの、ほら・・・」

「・・・そう言えば、藤堂さんはその様子を見ていたんですよね。それで今はこの仕打ちですか。」

「い、いや・・・それは。」

「どうせ昔かけてくれた言葉も偽善なんでしょう?ナナリーのことや俺のことなんてすっかり忘れて、自分の部下の心配だけしてればいいんですから。だったら俺がナナリーの心配だけしてたっていいじゃないですか。」

これまで腹のうちにためにため続けていた鬱憤をすべて吐き出さんがばかりにルルーシュのブツブツつぶやく声は止まらない。

「大体姉上だって、ユフィを殺したといいますけど、母上を先に見捨てたのはそっちじゃないですか、それを棚に上げて」

「そ、それとこれとは別だろう!」

「別?なら、ユフィのことは俺個人の話でしょう、こんなあくどい手を使ってまで騎士団を壊滅させて、プライドさえなくしましたか?」

「ルルーシュ、ほら、落ち着いて。ねぇ、冷静に話し合いましょ?」

どうどう、と宥めるカレンについにはすがりついて泣き始めた18歳の少年を見て、住所不定無職のぷー太郎な大人たちは、目の前に突きつけられた借金と、ずいぶんストレスためこませてたんだなぁという事実に、ちょっと反省していた。

 

ちなみに、結局騎士団を出ていったのちブリタニア皇帝の座に就いたルルーシュは、やはりみみっちく「5千万耳をそろえてきっちり払え」と請求してきたとかなんとか・・・。

かくてルルーシュに全く頭の上がらない黒の騎士団となったそうである。

 

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