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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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ちょっぴり時間が進みました。

でも進展はありません。
っていうか、あったら駄目ですよね(笑)



藤堂とルルーシュが一緒に暮らすようになって2年が過ぎた。
ルルーシュは12歳を迎え、今年からはこの家を離れることになる。

本国に居たころ、後ろ盾となってくれていたアッシュフォードがこの地に学校を作ったのだ。

特別行き先も決めていなかったルルーシュは誘いを断る理由も無く気づけば入学が決まっていた。
ただし、藤堂の家からでは遠すぎる。
それゆえ、ルルーシュは寮に入ることになったのだ。

その前に桜を見に行こう、と藤堂とルルーシュはあの高台の公園に来ていた。

「まだ四分咲きと言った所か。」

「仕方ありませんよ、まだ時期的にも肌寒いですから。」

少し伸びた髪を揺らしながら、ルルーシュはもはやお決まりといっても差し支えの無いベンチへ行き腰を下ろした。
する事はといえば、ただここで二人でルルーシュ手製の弁当を食べて日がな一日ぼんやりしているだけだ。

退屈じゃないのかといえば、この二人にはまったく関係ないという答えが正しい・・・。
日がな一日イチャイチャして居られたら幸せな連中だ。

藤堂が横に座るのを確認して、ルルーシュは持ってきていた弁当の包みを開けた。

いつも食べているものとさして変わりは無いがこうして環境を変えるだけで何かが違うような気がするのだから不思議なものだ。

「あ、あと桜餅を作ってみたんです」

「作ったのか・・・」

「はい、後で食べてみてください。」

「君は食べないのか?」

「私は失敗したのをたくさん食べたので」

というよりも、買ってくるのではなく自分で作ろうとするその姿勢に藤堂は感心すべきなのか、はたまたなんと言えばいいのやら。
だが、ルルーシュの作るものにまずいものは無いのでありがたく貰おうと思った。

「そうか、とりあえずその前に弁当だな」

「はい。あ、お茶入れますね」

ルルーシュは弁当を持ってきた袋の中から水筒を取り出すとこぽこぽと蓋兼コップに注いで真ん中に置く。
ちなみにコップは一つしかない。
それを嫌味なく照れもなく二人で使う連中を世の人はバカっプルという。

まぁ、この二人の場合は傍から見ると親子にしか見えないため周囲の人間は気にもしないが、ご近所の婚約者云々の事情を知らない奥様方は、藤堂が引き取った子供にベタ甘になったないしはロリコンになったと解釈していた。

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