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気分の赴くままに好き勝手書いていきます。 なのでいきなりジャンルが増えたり減ったり、当面はギ.ア.スを中心にお送りしていきます。
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先に小話かよと突っ込まないでください。
ちょっと思いついてどうしても書きたくなったので、ものすごく短いです

ちなみに藤堂さんとルルーシュは一期でくっついてた設定です。
藤堂さんの記憶は皇帝のギアスに改ざんされていたということにしておきます
(なのでR2ではくっついてません)。
その他もろもろつじつまが合わないところはスルーの方向で。


(カレンとルルのキスシーン直後です)


思わず口づけて、顔を離したときルルーシュの顔は真っ青だった。
そんなに嫌だったかと傷ついたカレンをよそに、先ほどまでの堂々とした様子はどうしたのかあたりを、主に天井あたりを見回しておろおろとしている。

「な、なによ・・・」

「ま・・・まさかこれ監視システムは切ってあるよな・・・」

口調が皇帝モードからルルーシュに完全に戻ってしまっている。
キスにそんなに反応したのか?その割に顔が蒼いってどういうことよ、とカレンは訝しげにルルーシュを見下ろしていた。

「監視してるにきまってるでしょ。あんたいまさら何言って」

ルルーシュの顔色が蒼を通り越して白くなる。
次に顔をあげた瞬間、ルルーシュはカレンの手を強く握った。

「逃げるぞ!カレン」

「っはあ?!あんたいまさら何言って」

「どこでもいいんだ!どこかここじゃない、そうだ地下のシェルターがいい!あそこならば容易に誰も入ってはこれないし」

「ちょっ、落ち着きなさい。なんでそういうところは変わらないのよ~」

これだから憎みきれなくていやになる、とカレンはため息をついた。

「ルルーシュ、深呼吸して。何をそんなに慌ててるの?」

「だって、監視ってことは斑鳩に流れてるんだろう?」

すがるように袖をつかまれ、おまけに泣く寸前のようなまなざしの上目づかい。
カレンは男どもの「そそる」という言葉の意味がよーっくわかったような気がしてカレンは顔を赤らめた。

「じゃ、じゃあっ・・・藤堂さんも」


++++++++++


いったい何の話をしているのか、と斑鳩では奇妙な空気が流れていた。
カレンがいきなりキスするわ、おびえてカレンにすがる元ゼロ現皇帝だとか・・・。
そしてなぜか出てきた藤堂の名前、件の男のほうを見れば

「あれ?藤堂さんは・・・?」

「そういえば、いつ出て行っ」


-ドガアアアアッン


不意に画面から流れてきた音に全員が慌てて視線を戻す。
やはり罠だったのかと。

だが・・・

「ざ、斬月ぅぅぅぅぅぅぅっ???!!!」

そう叫んだのは誰だったか・・・。
はっ、と思い至ったのはギアスの存在。
やはり藤堂にも何か掛けられていたのかと全員に緊張が走るがやはり何かおかしい。
ルルーシュはカレンに抱きつくようにして引け腰だし、カレンもなぜここに斬月が?と訝しげだ。


『ルルーシュ君・・・ようやく、すべてを思い出した』

『と、藤堂、何を言っている?私はゼロであって』

『ゼロであるまえに俺の恋人だっただろう?』

「「「「「「「「「「は?」」」」」」」」」」

『も、もう過去のことだ!関係ない』

しかも何となく肯定しているような・・・。
カレンも何が何だか分からないというように首をかしげていた。

『忘れていたことは謝る・・・。だが・・・だからと言って紅月くんと口づけを交わすとは許せることではないのは、わかっているだろう』

とっさにルルーシュを背にかばうようにして後ずさったカレンの本能は正しい・・・。
だが、藤堂の精神を逆なでしたのもまず間違いない。
ルルーシュはビクビクとおびえたようにカレンの後ろに隠れながら『ごめんなさいごめんなさい』と呪詛のように呟いていた。

ふいに藤堂の雰囲気が柔らかくなる。
同時に斑鳩の凍りついたような空気もぬくもりを取り戻したかのように思えた。

だが、数秒後にそれは間違いであったと気づく。

『ルルーシュ君』

とても柔らかな、四聖剣として共にやってきた千葉でさえ聞いたことのない声。
おそらく、本当に愛しているのだろうと感じさせるものだったが、次の瞬間。



『お仕置きの時間だ』



「「「「「「「「「「ルルーシュ、逃げろーーーーーーっ!!」」」」」」」」」」

その後の映像はない・・・斬月から放たれた弾丸がきれいにカメラのレンズを打ち抜いたためである。





++++++++++

ふうっ(やり遂げた顔)
楽しかったです。
なんていうか、キスシーン見た瞬間にキれた藤堂さんが乗り込んでくるんじゃないかと思ってしまいましたので
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